「メイジの悲劇嘆」感想
「メイジの悲劇嘆」
・ジャンル:RPG
・作者:unbreaktell 様
・DL:<http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se374971.html>
(私の中で)今メイジが熱い!!!!!
ということでメイジシリーズ特集第一弾、
「メイジの悲劇嘆」(Vectorでは「メイジ悲の劇嘆」)についての感想です。
フリゲ2016にて2位の「メイジの転生録」の前々作にあたる作品。
メイジシリーズ1作目・作者のデビュー作ということで
全体的に荒削りではあるものの、基本をおさえた作りのため普通に遊びやすい。
まず戦闘バランスがちょうどよい。
新大陸ごとに少しレベル上げしておけば楽に進める程度なので
シナリオを追うことに専念できます。まあこのあたりは個人差もありますが、
高難易度でない・バランスが崩壊していないのは評価できるかと。
デビュー作でこれだけのゲームバランス仕上げらるとか十分すぎるでしょうよ。
シナリオは説明不足感や駆け足がちに見えますが、王道をおさえているため
なんとなく理解できるギリギリのラインに仕上がっています。
何よりこのときからその語句センスを如何なく発揮している驚きよ。
開始直後メニューを開いて
「アーティファクト」「固有魔術」「装具変更」「運命を刻む」「深淵の闇へ」
これらが並んでいたのを見た瞬間、私は興奮しました。
これはやばいものと出会ってしまったぞと。そもそもOPから片鱗見せてましたし。
特徴的なグラフィックやシンプルなマップに注目しがちですが、
まあ落ち着いてプレイしてみてください。
正直、悲劇嘆のみでは特徴的なツクール作品の一つで
終わってしまうような出来かもしれませんが、
続編が存在する今、「メイジの転生録」が評価されている今、
「メイジの悲劇嘆」は伝説の始まりと言ってもよいのではないでしょうか。
ともかくこれは自分でやってみてから判断するべき作品です。
プレイしましたか?
では次は「メイジの因果録」もやってみましょうね!
ということで「メイジの因果録」感想へ続きます。